カメラマンが南極のペンギンを追っている。
一羽のペンギンの元に、ペンギンが一羽、氷上を歩いてくる。
ペンギンがさらにもう一羽。歩いてくる。
撮影しているカメラのズームの後、ピントがあう。
ぼやけた像が一瞬で鮮明になるが、数瞬前までなかった魚が二尾、ペンギンの前に落ちている。
問題:魚はどこから現れた?
真実:確かにズーム前には、どこにも魚は映っていなかった。
ペンギンの後ろにあるという事も無い。
追加真実1: ズーム前の時点では、ペンギンたちの周囲の空間に魚は存在しなかった!!
地面の氷にも穴はない。
周囲の空間とは、ペンギンより上や下、前、後ろ。
つまり上空や氷の内部や氷の下に隠し場所はないのである!!!
追加真実2: 魚でないものを、魚と誤認することはない!!
ヒント3: 一羽目のペンギンは、二羽目や三羽目と外見が異なる……。
ヒント4: 一羽目のペンギンは雛ペンギンだ。お腹を空かせているらしい。
ペンギンが吐き戻した。子供に与えるためである。